[MMRSは、今日における最先端のR&D技術です]
高い柔軟性と効率性を有しており、マイクロ反応技術の応用範囲を飛躍的に拡大させることができます。MMRSの利用により、新規合成ルートの開発や化学物質の生産性向上、既存プロセスの改善等、様々な目標を柔軟かつ安全に、そして低コストで達成するための研究開発基盤を得ることができます。
MMRSの一般的な運転可能範囲は、温度:-20 ℃~200 ℃、圧力:100 bar以下、低粘度溶媒で流速:0.05~25 L/h、となっており、均一系だけでなく、不均一系の反応(固-液、気-液反応等)にも対応可能です。各モジュールの材質は、ステンレス鋼やハステロイ(接液部)等から選択することが出来ます。
多種多様なモジュールが既製品としてラインナップされているため、容易にプロセスの適用範囲を拡張することが可能です(表1)。生産用としても使用可能な通常流速1000 L/h以上のスタンドアローンモジュールや、超高・低温反応に対応する、特別なリアクターやモジュールなども既製品としてラインナップされています。
主要なモジュールをベースプレート上に並べ、モジュール間にシールプレートを挿入し、両端からクランプデバイスで挟むだけで、最大100barまで耐える密閉流路を構築することが出来ます。このシンプルかつ簡便なシステムにより、反応経路の変更等を自由自在に行うことが可能となります。