モルダーを使って多品種生産と大量一括生産を同時に行う工場では、従来はそれぞれ個別のモルダーが必要でした。導入コスト・ランニングコストがダブルで掛かるため、非常に不経済でした。しかしヴァイニッヒの技術は進歩し、パワーマット・シリーズが登場しました。このシリーズにパワーマット2400がありますが、このモルダー1台あれば、多品種生産と大量一括生産の両方をこなすことが可能となりました。種類の異なる複数の加工を行う上で、これまで煩雑だったセットアップ作業を、次から次に、たやすく進めていくことができます。刃物の新しい脱着方式「パワーロック・システム」と操作システム「パワーコム・システム」を搭載することで、素早く経済的にセットアップを完了できるのです。 また、追加オプションで、軸回転数を10,000rpmに速めたり、ホーニング装置を装備したりすることも可能です。これらを使用することで刃物の切削効率が高まります。それにより、非常に優れた仕上がり肌を保ちつつ、100 m/分までの高速生産を達成することができます。