ヒールシャー社は大型・強力超音波機器の設計と製造を主にラボ用機器、試作用ベンチトップ、生産レベル機器を提供しております。超音波能力を活用するために効果的かつエネルギー効率の高い技術が必要です。
ヒールッシャー超音波機器は、従来では不可能であった大出力 50,000W、24時間連続運転を保証できます。これにより、高せん断ホモミキサー、超高圧ホモジナイザー、撹拌ビーズミルなどの代替えになります。せん断力を使用しないキャビテーションによる浸食分散により、せん断力ではなしえなかったことも達成できる可能性があります。
業界別 超音波処理の用途
ナノサイズの処理を達成できるハイパワー超音波処理は、開発、触媒、エレクトロニクス、エネルギーの分野にとどまらず、生物学、医学、材料化学の用途でも使用されます。
1. ナノ材料の超音波分散
例)カーボンナノチューブ、酸化グラフェン、強化ゴム
2. 塗料、インク、顔料のミクロンサイズ、ナノサイズの分散および解凝集
例)熱電性ナノパウダー、ナノダイヤモンド、超音波染色
3. コーティング材料における超音波利用
例)コーティング・塗料配合物(顔料・フィラー・化学添加剤、架橋剤及びレオロジー調整剤等)
4.石油、ガス、再生可能燃料のための超音波処理
例)バイオマスエタノール、バイオディーゼル燃料、油・水乳化によるNOx削減のための超音波処理、ソノケミカル脱硫のための超音波処理
サンプル量
|
0.01-1,000 ml (UP200), 5-2000 ml (UP400)
|
---|---|
ソノトロード先端経
|
1-40 mm Ø (UP200), 3-40 mm Ø (UP400)
|
UP200は、従来機に比べPCとの連携もスムーズにでき、PCとブラウザがあれば簡単に出力・温度などのパラメータを表示し、グラフ化ができます。小型で、ハンディとスタンド固定のどちらにも対応。電源部と発振部を分離しているため、ジェネレータを安全エリアへ移動することが可能です。400Wながら、内部発熱が発生しないため、高出力の運転が可能。将来の量産化(UIP10000/10000Wなど)を目的とした初期研究に最適です。ワンボックスタイプの小型サイズで、場所を選ばず設置可能(100V)。最大16,000Wまでの大型機へのスケールアップが可能で、研究用途だけでなく、生産設備用としても対応します。
周波数
|
20 kHz
|
---|---|
ソノトロード先端経
|
ブロックソノトロード
|
超音波プロセッサーUIP500hd(500W)および UIP1000hd(1,000W) は、内部コンバータの冷却用として空冷用ファンは一切必要としないため、完全密閉型構造になっています(高効率超音波の証明です)。プロセッサ本体はアルミニウム製で、フローセルを使用した連続液体処理に対応できます。目的にもよりますが、1時間あたり100リットルの液体処理が可能です。完全密閉型構造のため、クリーンルーム内での使用に非常に適しています。分散(固体粒子の液中への分散)・再凝集防止(ナノレベル粒子)・乳化(サブミクロン径)・抽出・脱気(液中気体の除去)等の液体処理に適しています。
周波数
|
20 kHz
|
---|---|
ソノトロード先端経
|
ブロックソノトロードおよびカスケードソノトロード
|
超音波プロセッサーUIP2000hd(出力2,000W)は巨大なパワーを有しているにもかかわらず、完全密閉型構造になっています。カスケードソノトロードの採用、超音波照射面積の拡大ができ、プロセス用として最適なモデルです。分散(固体粒子の液中への分散)・再凝集防止(ナノレベル粒子)・乳化(サブミクロン径)・破砕・反応促進(接触反応における結晶の晶出・成長の促進)・洗浄等の液体処理に対応することができます。
周波数
|
20 kHz
|
---|---|
ソノトロード先端経
|
ブロックソノトロードおよびカスケードソノトロード
|
超音波プロセッサーUIP4000(出力 4,000W)はUIP1000およびUIP2000で得た必要超音波出力量をプロセスラインに適用させる場合、最大のパワーを有しているため、スケールアップに適しています。プロセッサ本体はステンレス製で、電気ボックスは専用のキャビネットが標準品になります。工場内での設置時に外部からの粉塵・熱・活性ガス等の混入を防止します。分散(固体粒子の液中への分散)・再凝集防止(ナノレベル粒子)・乳化(サブミクロン径)・破砕・反応促進(接触反応における結晶の晶出・成長の促進)・洗浄・脱気(液中気体の除去)等に使用されます。
周波数
|
20 kHz
|
---|---|
ソノトロード先端経
|
ブロックソノトロードおよびカスケードソノトロード
|
超音波システムUIP10000(出力10,000W)および UIP16000(出力16,000W)は超音波プロセッサのモデルの内で最大のものです。キャビネット内プロセッサ・電気ボックス・配管が一体型になっています。このクラスは、プロセッサの一部の冷却は水冷になりますが、硬音波効率は80%以上を常時保持することができます。