プッシャータイプ自動クロスカットソーの次世代モデル「オプティカット s50プラス」が新登場!
高いカット精度のエントリーマシン・オプティカットs50に搬送装置を装備して生産を自動化することが可能になりました。
木材加工の様々な場面で木材のクロスカットが行われています。クロスカット工程は木材加工においては重要な工程のひとつですが、従来の手動カット方式の問題点を抱えたまま生産を続けておられるお客様も多く見受けられます。
ヴァイニッヒ/ディムターの自動クロスカットソー「オプティカット」シリーズはクロスカット工程を大きく改善してくれます。
そしてこの度、「オプティカットs50」の拡張バージョンが登場しました。その名も「オプティカットs50プラス」。この新機種ではクロスカット前後の自動搬送を装備できるようになりました。
これにより、更なる生産の自動化、省力化を進めることができます。一人でも作業できるワンマンオペレーションでの工程が出来上がります。
1人でクロスカット作業を行う現場には最適なソリューションです。カットステーションのすぐ後にはクロステーブルが備わります。そして、カットされた部材は、1枚ずつ機械の前面側に押し出されます。材料の投入部から近い位置に製品は順番に並びますので、オペレーターはいつでも近づいて、部材を手で積み取ることができます。たとえば、次の材料を投入しながら、積み取り作業も同時に行えます。
投入用クロスコンベアを装備することで、材料の投入作業を自動化でき、生産性も向上させることができます。
複数のバッファエリアも備えることができ、複数の投入材を待機させることができるため、オペレータは機械につきっきりになる必要はなくなります。
バッファに材料がある間は、オペレータは積み取り、材の段取りや品質チェック等の作業に時間を回すことができます。
カットした部材の送り出し部には、選別ステーションや送り出しベルトコンベアを連結することも可能です。これにより、カットされた部材を指定したグループごとに自動選別できるようになります。作業性は向上し、人件費も抑えることができます。その結果、生産コストの削減や製品単価の圧縮にもつながります。選別するグループは、定寸長、材の品質、または部材の用途や目的などの設定が可能です。最適木取りプログラムで自動カットされたそれぞれの部材は、ベルトコンベア上の指定の場所に選別されます。
ごみ材と判断された部材は、カットされた直後に製品と分けられ、ごみ処理フラップに落とされます。製品の中にごみ材が混ざってしまうことはありません。
製品とゴミ材を仕分けする作業がなくなり、作業効率がさらにアップします。
選別コンベアと連動したごみ処理ゲートの装備も可能です。
カットした部材に印字をすれば、いろいろな面で役立ちます。部材の識別、工場内での追跡、品質を証明する用途などです。オプティカットs50 では、インクジェットプリンター(自動印字)/ラベルプリンター(手貼り)のどちらもご用意できます。
写真はカートリッジ式のインクジェットプリンターによる印字です。
製品名 | オプティカットs50プラス | オプティカットs50 | |
---|---|---|---|
切断可能断面 最大 | 300 mm x 100 mm | 300 mm x 100 mm | |
切断可能断面 加工厚 120mm仕様(オプション) | (240 mm x 120 mm / 300 mm x 70 mm) | (220 mm x 120 mm / 300 mm x 60 mm) | |
切断可能材長 最大 | 6.5m | 6.3m | |
投入可能重量 最大 | 60kg | 60kg | |
投入スピード | 60m/分 | 60m/分 | |
プッシャーの位置決め精度 | +/- 0.5 mm | +/- 0.5 mm | |
送りモーター 出力 | 2.1 kW | 2.1 kW | |
ノコモーター 出力 | 5.5 kW (7.5 kW) / 50Hzの場合 6.6 kW (9.0 kW) / 60Hzの場合 |
5.5 kW (7.5 kW) / 50Hzの場合 6.6 kW (9.0 kW) / 60Hzの場合 |
|
仕様についてご要望があれば、お気軽にご相談ください。仕様変更を行った場合、機械の設計上やむを得ず上記テクニカルデータが変更される場合があります。()内はオプション。 |